店主日誌
2026/10/07 11:08
「あ、ここのおうちにも金木犀が植わってる。」
車でよく通る道に金木犀が沢山あることに、花が咲いたことでようやく気が付いた。
通りにはもくせい通りと名がつけられていて、
「なるほどだからか!」と私たち夫婦は膝を打つ。
私たちがいま住んでいるこのまちには、
名産である栗の木が市内のいたる所に植わっている。
季節の頃は、栗のいがが道にころころはみ出しているのを見るのが風物詩。
(段々減りつつあるのがさみしいのだけど)
唯一と言っていい観光資源は曼殊沙華(彼岸花)で、
紅い花がひらく秋には、辺り一帯が渋滞するほど人が訪れる。
「萩」も市の花として定められていて、その関係からか萩通りという道もあり、
私たちの住む地域の名称も高萩だ。
もくせい通りで金木犀を見かけたとき、はたとそんな色々が頭を巡って、
「なんだか秋をよろこぶまちみたいだな」と、自分の住む場所に少しの可愛気を感じた。
我々はまだ市民としては歴が浅く、
どんな起こりで秋をよろこんでいるのかは詳しくないけれど、
よく知っているものも、よくわからないものも
自然と秋をよろこべる自然を残していることが素敵だなぁと思う。
褻monoの裏手にも大きな栗の木が数本あったのだけど、
残念ながら昨年すべて伐採されてしまった。
今年はたわわな栗の様子を見守ることができずしょげていたのだけど、
有難いことにご近所さんから栗を頂き、早速秋をよろこぶことができました。
そんなささやかでかえがたい幸を、
どうかこれからもよろこべるまちでありますように。
