店主日誌

2026/08/21 12:34

春先だったかな、

まちあるきマップ「高萩ひとめぐり」でうちのお店を知り、

覗きにいらしてくれたお客さんと談笑をしている中で

おすすめのスイカ農家さんを教えてくださった。

 

そのスイカは季節になると隣町の農産物直売所に並ぶらしく、

我々夫婦は夏が近づくあたりからそわそわと直売所に立ち寄る日々を過ごしていた。

 

とある日サッカー台に「スイカの直売会やります!」の掲示を発見したときには、

「あのお客さんが言っていたのはこれだ!」と

謎解きゲームをクリアしたような高揚感が生まれたのだった。

 

二人暮らしのふだんなら、スイカなんて4分の1カットあれば満足に足りてしまう。

スイカ割り大会でも主催しない限り一玉単位で買うことのない我々だが

せっかく教えて頂いたことだし体験してみたい…!と意気込んで当日直売所に向かった。

 

普段はのどかな直売所に特設された会場には、スイカを求める長蛇の列が。す、すごい…!

 

ずらりと並ぶ、それはもう立派に育った一玉一玉。

活気ある声と笑顔で、手塩にかけ育てたスイカを届ける農家さん方の笑顔が印象的だった。

 

三つ四つと手にしている人も多い中、

我々も一玉を選び、ずっしりとした重みにほくほくと満足感を抱えながら家路についた。

(計ってみたら6キロ程あった)

 

でっかい一玉のうち半分を夫婦で二日にわたって味わい、

もう半分はスイカが好きなご近所さんにおすそわけした。

 

お店をひらいていなかったら、あの方が教えてくれなかったら、

そもそも農家さんが生産を続けてくれなかったら…。

思えばそんなたまさかばかりだなぁと感謝しながら、スイカを味わう夏だった。

 

もしまたあのお客さんがお店に来てくれたなら、

このスイカをめぐる顛末をお話したいなぁ。