店主日誌

2026/08/07 10:40

よく行く飲食店の焼肉丼がやたらにうまい。

ボリュームもさることながら、口に運ぶたび脳にガツンとくるような幸福感。

はじめて食べたときの衝撃以降、

私はそのお店に行くたび、ほぼ毎回その焼肉丼を注文している。

 

どこでも容易に手に入る食材のみで構成されている気がするのに、

何故こんなにうまいのだろう。

 

「秘密はタレにあるのでは…!」そうにらんだ私はジャングルの奥地…には向かわず

スーパーでの買い物のたびに焼肉のタレコーナーに立ち寄り、

きっとコレだ!というブツを買ってきては焼肉丼の再現にチャレンジしている。

(その飲食店が市販のタレを活用しているかどうかはもう賭け)

 

で、結論どのタレで作っても何か違うわけですよ。

そこには料理人の腕や食材の鮮度、調理の火加減なども影響するわけだから

私などでは土台無理な話なのだ。

 

そんなことはわかっていながらも、

自分でつくった焼肉丼の味に首をかしげ、

再びお店で味わっては「やっぱりすごいなこの味!」と唸る。

この繰り返しが地味に愉しい。

 

言ってしまえば、肉と野菜とタレをからめて焼くだけの工程。だってーのに。

 

シンプルに見えるものほど、やっぱり奥が深く、見えないこだわりが詰まっている。

その事実に私はいくばくかの嬉しみを感じているのかもしれない。

 

スーパーの売り場で妻と相談しながら次なるタレを選ぶのも恒例になってきた。

焼肉をほとんどしない我が家では、

タレを一本使い切るのも一苦労なのだけれど。