店主日誌

2026/07/10 13:58

今年はなんだか梅雨を感じざるを得ないほど梅雨(どういう日本語?)なので、

スケッチの如く梅雨を記す試み。

 

晴れかと思うたら雨、雨かと思うたら曇り、曇りかと思うたら雨。

曇りの日はわりかし好きな方ではあるけれど、

こんなにも続くと予報への恨めしい気持ちが積み上がっていく。

あと洗濯物の山も積み上がっている。物理的に。

 

店の扉をあけ、何度も手の平を空に向ける。

灰色の空の向こうに太陽はくすぶっていて、

外に出て目をやれば、植え込みや芝生には謎のきのこが生えている。こわい。

 

たまに太陽が勝とうものなら、

庭の緑たちはいっせーのという具合に生長する。中学二年生みたいに。

折を見てそれらを手入れしなければ、とは思うものの、

人間の都合と天気の都合は中々折り合わない。

 

花咲く樹では熊蜂が、草木を陣取るように蜘蛛が、

地面では蟻や蚯蚓がせっせと各々のしごとに励む。

 

庭しごとに勤しめないこちとらは自然たちを呆然と眺めつつ、

以前に有識者の方から伺った

「夏の頑張っている時期に植物を剪定してしまうと、さらに頑張って生えようとする」

という話が脳にぼんやりとカムバックする。

 

「じゃあどうしようもないじゃん」と思う。

どうしようもないを、こうして自然は教えてくれる。

 

もうすぐ梅雨があける。

太陽が勝ちすぎて暑くなったらそれはそれで、庭しごと無理だなぁ。

緑が奔放なシーズンはまだ続きそうだ。