店主日誌

2026/06/12 14:05

うつわ屋の特権だと思う。

作家さんから届いたうつわを、ひと足先に観ることができるのは。

 

うつわが届き、荷ほどきをする。

「わぁ」とか「おぉ」とか感嘆の独り言をもらしながら、一つひとつ対面していく。

 

うつわの具合を観るのはもちろん、

気付くとうつわをくるんでいた新聞紙や広告チラシを

まじまじ鑑賞してしまったりもする。

(自分が住んでいない地域の新聞はとても新鮮で面白いのです)

 

様々な取引先や出展先があるはずであり、

日々作陶をすること、完成品の梱包作業なども決して楽ではないはずなのに、

何かしらひとことメッセージを添えてくださる作家さんもいて、本当に頭が下がる想いだ。

 

作家さんは皆、温かい。

どうにもその温かさが、生み出すうつわにつながっているように感じられてならない。

 

と、私が勝手に受け止めているせいで、

うつわそのものを冷静に観られてはいないのでは…?と思ったりもするのだけれど。

(そして人間性を加味せず観てほしい方もいる、とは思うのだけれど)

 

兎にも角にも有難いことに、温かい気持ちまで頂いているのです。

そんなことも含めて、うつわ屋の特権だと思う。

 

作家さんがその手から生み出し、託してくださったうつわ。

荷ほどきを終え、机に並んだ姿を眺めるたびに

「大切に販売せねば」と、気持ちのひもをキュッと結ぶ。