店主日誌

2026/03/05 09:59

茶こしにお茶っ葉を入れて、マグカップの上へ。

わいたお湯でお茶っ葉をちょっとだけ湿らせて、数十秒待つ。

あとは茶こしの上からなみなみとお湯を注げばできあがり。

我が家での、簡単にお茶を淹れたいときの作法だ。

 

 

その日は妻がお茶を淹れてくれた。

作業の合間にふとキッチンに立ち寄ると、

茶こしに入っていたお茶殻を小皿にぽんと置いたものがあった。

 

その愛らしいかたちと色合いの美しさ。

自然で育ったお茶の葉は出涸らしになったあとの姿も

いかにも自然で綺麗なのだな、とやけに感心した気持ちになる。

 

思わず写真にとり、勝手に「お茶っ葉山」と名付ける。

 

それからというもの、

お茶を淹れるたびに「綺麗なお茶っ葉山をつくろう」と

茶こしを小皿にえいとやるのだけど、中々に難しい。

 

精神の安定と、手首のひねり、茶葉の湿り気、

様々なピースがカチッとはまったときにこそ、美しいお茶っ葉山が生まれる。

のかもしれない。全然違うかもしれない。

 

茶こしにお茶っ葉を入れて、マグカップの上へ。

茶こしの上からなみなみとお湯を注いだあとは、

気持ちを整えてお茶っ葉山をつくる。

我が家での、簡単にお茶を淹れたいときの作法だ。