店主日誌
2020/10/25 03:58
こんにちは、褻monoです。
茨城県笠間市で作陶されている
田山健司さんのうつわを入荷しました！
今回は田山さんご自身の陶房兼、販売も行っている「田山陶房」へお伺いして
年に一回の薪窯焼成で仕上がったうつわや、
工房で見かけて気になった作品をセレクトさせて頂きました。
せっかくですので、
少しですが田山さんのうつわについてご紹介できたらと思います。
田山さんが制作するのは、主に粉引と焼締のうつわ。
特に素地に釉薬をかけずに焼成する「焼締（やきしめ）」のうつわは、
薪窯の中でうつわに降り注いだ灰が
ガラス質に変化して釉薬のようになる「自然釉（しぜんゆう）」の深い趣を讃えています。
くべる薪の種類によって、色や風合いは様々。
土の配合によって、窯の中での位置や置き方を決めたりはするものの
その仕上がりは完全には予測はできないと言います。
そしてそれが薪窯の面白いところでもあると田山さんは仰います。
若輩者な店主や妻にも、いつも優しくお話して下さる田山さん。
趣豊かで渋みのある焼締にも、柔和な温かさが宿る粉引にも
そのお人柄がにじみ出ているように店主は感じています。
今回は種類豊かな湯呑や飯碗をはじめ、
ぐい呑みや珈琲カップ、花入れなど計21点を入荷しました。
ぜひご覧になって頂けたら嬉しいです。
田山さんの作品を直接見たい！という方は、
ぜひ陶房へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
「田山陶房」は笠間のやきもの通りにあります。
「焼き〆と粉引の器」という看板が目印。
通り沿いや周辺には他の窯元さんやうつわ屋さんもたくさんありますよ。
陶房ではうつわのほかにも、
田山さんが熱心に制作されている
陶土でできた鳥のオブジェもご覧になれるかもしれません。
というわけで、入荷のお知らせとご紹介でした。
褻mono 店主
