店主日誌
2019/07/12 12:05
お店でうつわを選ぶとき、
「この部分が素敵だな」「ここがかわいいな」と
自分なりに感じるチャームポイントが見つかるとつい購入したくなります。
愛嬌のある絵付けだったり、丁寧な仕事だったり、
そんな部分に惹かれることももちろんありますが、
私の場合は、ほんの少しのひびだったり、
ぽちっとした出っ張りだったり、柄がはみ出していたり、
うつわの「ヨレ」とでもいいますか、
そんな部分に愛くるしさを覚えることが多い気がします。
同じ種類のうつわが並んだとき、
均一でなかったりだとか、ちぐはぐに感じられてしまうような部分。
自分の好きな人であれば、ほくろのひとつさえ
その人を形成する重要で唯一無二の存在に思えて、愛おしみたくなるみたいな…
そんな気持ちに似ている気がします。
愛用しているうちに、経年変化があったりして、新しい“ほくろ”が増えた!
なんてこともうつわと過ごす醍醐味のひとつかなと個人的には感じています。
褻monoはWebショップなので、
うつわを手に取ってお選び頂くことは難しいのですが、
できる限り文章や写真などで
つくり手さん達のうつわのかわいらしさを皆様に伝えていけたらと思っておりますし、
実際に届いて手にとったときに「素敵だな」と感じて頂ける品を揃えていきたいなぁと考えております。
というわけできょうも、
うつわのほくろ探しに勤しみたいと思います…!
褻mono店主